🎣 餌釣りからキャスティング・ジギングへ──気づいた“投げにくさ”
東京湾で餌釣りをしていた頃は、ロッドの長さなんてあまり気にしていなかった。
竿を出して、コマセを撒いて、あるいは餌をつけて、魚が食えばOK。それで十分だった。
でも、キャスティングやジギングを始めてから、状況が一変。
「なんか投げにくい…」「ジグが船に当たる…」「海面にジグがついて振れない…」
そんな違和感が続いた。
最初は思った。
「私の技術のせいだろう」
でも違った。
原因は、身長とロッドの長さのバランスにあった。
💡 長いロッドほど飛ぶ?…それ、勘違いでした
よく聞く「7フィート推奨」って、実は身長170cm以上の男性基準。
154cmの私が同じロッドを使えば、振り抜きの円弧が大きすぎて、
船に当たる・ジグが沈む・振れないの三重苦。
それでも当時の私は思っていた。
「長いほうが飛ぶに決まってるじゃん!」
そして、やらかした。
💥 “8フィート投げられない事件”発生(高いのに…)
意気込んで買った、ダイワの最高峰・ソルティガ8フィート。
「長けりゃ、飛ぶでしょー!」買っちゃった。8フィート。早速試したいので、取り敢えず人気のない胴の間(中央)を選択。そして、あろう事か海面までの距離がより短い、小さい船を選んだ。
結果は——
ルアー、船に激突。
ジグ、海面にドボン。
周囲、ザワつく。
え???…全然、投げられない。
まさに、「80フィート投げられない事件」発生。しかも高いのに!
その日、私は悟った。
ロッドは“長さ”じゃなく、“バランス”だ。
🚢 船の席とロッドの関係
| 身長 | 推奨ロッド長 | 備考 |
|---|---|---|
| 150cm | 6.5〜7.2ft | 小柄な人向け |
| 154cm | 6.6〜7.3ft | Keiゾーン✨ |
| 160cm | 6.8〜7.5ft | 平均的 |
| 170cm | 7.0〜7.8ft | 男性標準 |
| ポジション | 特徴 | 推奨ロッド長(身長154cm) |
|---|---|---|
| ミヨシ(船首) | 振り抜きスペース広い。なんでもアリ。 | 7〜7.6ftもOK |
| トモ(船尾) | 横投げOK。まだ余裕あり。 | 7ft前後 |
| 胴の間(中央) | 狭い。隣が近い。振り抜き角度小。 | 6.6〜7.0ftが限界 |
つまり、どこに立つかで適正の長さが変わる。
特に胴の間は、「振り抜ける長さ」>「飛距離」が最優先。
🧍♀️ 身長154cmに合う黄金比
釣り人の身長とロッド長には、実は黄金比がある。
ロッド長 ≒ 身長 × 1.3〜1.5倍
私の場合:154cm × 1.4 = 215cm ≒ 7ft
つまり、7ft前後がベストバランス。
7.3ft以上になると、振り抜きが難しく、当たりやすい。
🎯 現在の愛用ロッド
YAMAGA Blanks ブルースナイパー 70/2
SHIMANO グラップラー Type C S73ML
どちらも軽くて振りやすい。
一日中キャストしても疲れにくく、ジグも安定。
「扱いやすさ」こそが、結果的にキャスト回数=釣果につながる。
📈 理屈で見る「身長とロッド長」
| 身長 | 推奨ロッド長 | 備考 |
|---|---|---|
| 150cm | 6.5〜7.2ft | 小柄な人向け |
| 154cm | 6.6〜7.3ft | 私ゾーン✨ |
| 160cm | 6.8〜7.5ft | 平均的 |
| 170cm | 7.0〜7.8ft | 男性標準 |
🧭 まとめ:「長さ」より「扱いやすさ」が釣果を生む!
長い=飛ぶは幻想。 自分の体格に合う=一番疲れにくく、結果的に釣れる。 胴の間でアンダーキャストするなら、6.6〜7.0ftがベスト!
ロッドは“スペック”より“バランス”。
身長に合わないロッドは、疲労と事故のもと!
次回は、「東京湾サワラキャスティング編」!
アンダーキャストでもしっかり飛ばせる、代替えロッドについて🎯✨
💬 コメントで「私の身長×ロッドはこれが良かった!」など教えてもらえると嬉しい!
